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新作ソフトを開発させよう

信長の野望天道が発売されたのは、革新発売から４年後のことでした。三国志１２が発売されるのは、三国志１１発売から６年もの歳月が経った２０１２年です。信長の野望シリーズや三国志シリーズの発売間隔は、作品を追う毎に長くなっています。新作の発表があまりにも遅いため、「このシリーズもついに終了か」という危惧がしばしば頭をよぎります。

では、どうすればメーカーに新作ソフトを開発させることができるのでしょうか。まずは、開発が遅れている原因について述べます。

原因は単純に売り上げでしょう。信長の野望や三国志のマーケットは精々東アジアで、サッカーゲームやアクションゲームのように全世界に売ることは難しいです。しかも、中国や韓国は違法コピーの多い国なので、実質的に日本国内の売り上げしか期待できません。

問題は、日本国内にもあります。中古ゲームの売買が裁判で合法と判断されてから、古本屋やレンタルショップを中心に中古ゲームを扱う会社が増えました。中古ソフトの売買で儲かるのは中古ショップなので、開発メーカーは中古価格に対抗するために廉価版を出すしかありません。廉価版は中古ソフトに対する窮余の策なので、当然利益は激減してしまいます。

これらの問題はコーエーに限ったことではなく、どのメーカーも課金方式のオンラインゲームや有料ダウンロードコンテンツで利益を確保しようとしています。無料のダウンロードコンテンツを定期的に配布することも、ソフトが中古に流れるサイクルを遅らせる効果があります。

賢い皆さんは私が結論を書く前に理解されたでしょうが、メーカーに新作ソフトを開発させるには、新品でソフトを買うのが一番です。金銭的に厳しいという方も、新品の廉価版を購入することで、直接メーカーに利益をもたらすことができます。

何をどこで買うかは皆さんの自由ですが、自分が好きなシリーズだったら、そのメーカーの利益となる方法で買おうという気になりますよね。サッカーファンのことをサポーターと呼ぶのと同じで、私達ゲーム愛好者もサポーターなんだと思います。

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