三国志兵法家ランキング

三国志の兵法家ベスト１０を発表し、その活躍をご紹介します。１位は諸葛亮？周瑜の順位は？
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三国志兵法家ランキングこのランキングは、あくまでも筆者個人の評価です。１位　曹操曹操は、それまでの豪族中心の私兵から太平道残党や流民を吸収した直轄兵に切り替えた人物で、直轄兵を訓練することで複雑な戦略も実現可能にしました。訓練度の差はそのまま戦力差となり、曹操軍は連戦連勝。ついに他国もこれに倣うようになりました。また、参謀と指揮官の役割を完全に区分するなど組織改革も行い、よりよい作戦を採用できるようにしました。この決定権を持つ唯一の存在が曹操であったため、人材の豊富な曹操軍といえども、曹操がいる軍といない軍とでは、その強さに決定的な差が生まれました。この欠点をついたのが諸葛亮で、欠点を解消したのが鍾会です。曹操は情報や人物を把握する能力にも長けていて、敵武将を内応させたり、時には敵の内部分裂を待ったりすることもありました。赤壁まではほとんど敗れることがなく、大敗したとされる赤壁においても、武将や陸上戦力をほとんど失わないなど、被害を最小限におさえました。２位　龐統龐統の主な活躍は、連環の計と益州攻略です。連環の計では、曹操さえもあっさりと騙し、赤壁の戦いの影の功労者となります。益州攻略では、劉璋暗殺という超現実的な策を進言しますが、劉備がそれを退けると、成都を攻めるが上策、関所を落とすが中策、出直すが下策と、すぐさま３つの策を提言します。最良の策を１つ提言するだけの諸葛亮よりも、常に複数の策を用意しておく龐統の方が、兵法家としての深さを感じさせます。龐統は活躍機会が少ないため、順位をつけるのは難しいのですが、「軍才においては私よりも上」と諸葛亮が認めた以上、２位をつけざるを得ません。軍略と人物鑑定に才のある龐統、政治や占いなど多才な諸葛亮。現実主義の龐統、理想主義の諸葛亮。龐統の早死にがなかったら、漢帝室再興も叶ったかも知れません。３位　諸葛亮三国志演義の中で、諸葛亮は予知能力ともいえる神がかり的な推察能力を発揮します。赤壁までは物語的演出の傾向が強いため、評価から除外するとしても、それ以外の戦略も、やはり他とは一線を画す能力があります。三国鼎立時の戦略は、曹操に対してどう戦うかですが、諸葛亮は重装歩兵で敵を受け止めて弩兵で倒すという戦略を立てています。加えて、曹操のいない軍では能力が十分に発揮できない欠点を見抜き、漢中と荊州の２方面から同時に曹操軍を攻める作戦を実行しています。この作戦は、呉の陸遜に関羽の後方をつかれることで失敗するのですが、諸葛亮の策には、このような致命的なミスもしばしばあります。その差が曹操を１位にした理由です。諸葛亮の凄さはむしろ内政面で、夷陵の戦いで呉に大敗したどん底の状況から、わずか４年で魏に対して北伐を実行できるほど国力を回復させました。その後も北伐は続きますが、この間蜀の国力が衰えることはありません。これが姜維との決定的な差です。４位　陸抗陸遜の子である陸抗も、父に似て優秀でした。異なる点は、陸抗の時代の君主が三国志史上最悪と評される孫皓で、味方の武将も次々と晋に寝返る末期状態だったことです。蜀を吸収した晋との国力差は、父陸遜の頃よりもさらに広がっていました。西陵城の歩闡が晋に寝返ったことが発端となる西陵の戦いは、陸抗の有能さをよく表しています。西陵城を急襲することなく包囲で長期戦を挑んだのは、その城の強固な守備力を鑑みた結果です。羊祜に江陵城を攻められても西陵城の包囲を続けたのは、それが陽動作戦であることを見抜いた結果です。陽動作戦を見抜かれた羊祜が本格的に江陵城を攻め始めても、城周辺を水没させることで城攻めと寝返りを防いで城を守りました。自分の攻めている城だけでなく、味方の離反や他城の攻防にまで見事に対応するなど、まさに孤軍奮闘の活躍ぶりでした。国力で圧倒的に勝る晋が陸抗存命中は呉侵攻を控えたくらいですから、その能力は呉の歴史上で最高だったのでしょう。５位　郭嘉曹操の快進撃は、郭嘉あってのものでした。情報分析に優れ、曹操に次々と献策します。呂布に籠城されて、やむなく撤退しようと考えた曹操に対し、郭嘉は水攻めすれば投稿者が続出すると進言します。すると、実際その通りになり、落城に成功します。官渡の戦いに勝利し、南下を考えた曹操に対し、郭嘉は先に北方を討伐すべきと進言します。袁家の威光は根強く、これを完全に滅ぼすのに７年もの歳月を費やすことになりますが、そのお陰で、後方の憂いを絶つことに成功します。郭嘉の情報分析能力は予言に近いものがあり、孫策の死、袁紹の敗北、袁家の分裂などを言い当てました。赤壁で敗北した曹操は、「郭嘉がいれば」と嘆いたそうです。実際、曹操が無敵の強さを誇った時期と、郭嘉が曹操に仕えた時期は、見事に一致します。６位　陸遜陸遜の主な戦績といえば、関羽の守る荊州の奪還戦に参戦したことと、関羽の敵討ちに大軍で攻め込んできた劉備を夷陵の戦いで潰滅させたことが挙げられます。陸遜の特筆すべき点は、相手の行動をことごとく読み切ってしまう点にあります。関羽の背後を突いた奇襲攻撃は、関羽の敵を侮る性格を利用したものですし、劉備の撤退の速さを見越して、夷陵の戦いでは敵を引き寄せてから退路を断つことで大勝利を収めましたし、直後に蜀を深追いしなかったことも、魏が呉攻略を計画していることを見抜いたためです。このような常に相手の次の行動を見抜く采配ぶりは、諸葛亮を彷彿させるものです。ならば、諸葛亮に匹敵する評価が与えられて然るべきです。７位　鍾会三国鼎立後のこう着状態から一気に蜀を滅ぼしたのが鍾会です。鍾会を７位とした最大の理由が、３方面から同時に攻めるという極めて難しい作戦を成功させた点です。まずは鄧艾に姜維と対峙させ、諸葛緒に姜維の退路を絶たせ、鍾会が漢中から入って成都を落とす、というのが作戦です。実際は、姜維が鍾会の動きを素早く察知し、漢中付近に引き返したため、鍾会の作戦通りには進まなかったのですが、鍾会が姜維を引き付けたことで、自由になった鄧艾が間道から成都を急襲して勝利します。臨機応変に対応しつつ、多方面同時攻撃の利点を生かせたのは、鍾会の戦略が緻密ながらも柔軟な証拠です。実は鍾会、蜀討伐の前に起こった毌丘倹と文欽の蜂起に対しても、陽動作戦と分断作戦と包囲を同時に成功させています。諸葛誕の反乱の際も、分断作戦と包囲を同時に成功させています。多方面同時作戦が機能しないことが曹操の弱点だったのですが、鍾会はこれを見事に成功させます。鍾会をもって完成させた曹操の軍略は、その後、杜預に受け継がれて呉を滅ぼします。鍾会の欠点は、人格面です。鄧艾に最大の手柄を持っていかれた腹いせに、鄧艾に謀反の罪を被せ、その鄧艾の兵を吸収して姜維とクーデターを起こします。しかも、「劉備くらいにはなれるだろう」と自惚れています。こんな鍾会に賛同する人は少なく、結局は司馬昭に討たれてしまいます。８位　賈詡主君を次々と替えながらも、その度に活躍します。李傕に仕えた時は、長安を攻撃するよう進言し、呂布の追放と献帝の保護に成功します。張繍に仕えた時は、偽降伏で曹操を油断させてから夜襲をかけ、曹操を討ち取る寸前まで追い込みます。曹操が袁紹と戦う直前、今曹操に降伏すれば厚遇で迎えられると張繍に進言すると、仇であるにも関わらず厚遇で迎えられます。馬超との戦いでは、馬超と韓遂を仲たがいさせることで勝利を掴みます。賈詡が他の軍師と異なるのは、決して大志や忠義で仕えたのではない点です。自らの能力を存分に発揮し、その上で自らも生き延びる、実にしたたかな人物です。９位　司馬懿司馬懿の戦いは、諸葛亮との戦いでした。関羽が魏に攻め込んだ際に、呉に関羽の背後をつかせるよう曹操に進言したのが、司馬懿といわれています。劉備亡き後の蜀に、呉や異民族を取り込んで五路五十万の兵で攻めますが、諸葛亮の外交と采配であっけなく失敗してしまいます。諸葛亮の北伐には、国力に勝りながらも全面戦争を避け、徹底的な持久戦でついには諸葛亮の病死を迎えます。諸葛亮とも五分の戦いを演じたように見える司馬懿ですが、圧倒的な兵力差で五分ということは、兵法家としての才は諸葛亮に及ばなかったのでしょう。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」にあるように、諸葛亮との実力差を誰よりも深く認識していたのが、司馬懿本人だったのではないでしょうか。司馬懿は、曹叡の代までは忠臣だったのですが、曹芳の代になるとライバルを一掃し、クーデターを成功させて全権を掌握します。自分より優れた相手には持久戦を挑み、自分よりも劣る相手には速攻で倒し、自分より優れた人物がいない世では天下を狙う。このことからも、人物鑑定こそが司馬懿の最も優れた才だったことが分かります。１０位　周瑜周瑜の活躍といえば、もちろん赤壁の戦いです。陸戦に持ち込みたい曹操の思惑を察知して、いち早く陸口という要所を押さえ、遅れて到着した曹操水軍との初戦に勝利します。これで、曹操軍は陸戦による短期決戦が不可能になり、対岸に大要塞を築くことになります。その後、龐統による連環の計と黄蓋による苦肉の策が成功して、火攻めによる大勝利に繋がるのですが、周瑜の兵法家としての活躍は、初戦と総指揮くらいしかありません。三國志演義に至っては、周瑜は諸葛亮の引き立て役としてしか扱われていません。では、赤壁以外の活躍はどうかというと、これにも疑問符がつきます。赤壁後の荊州攻略戦でも周瑜は指揮を執るのですが、曹仁の守る江陵の城１つ落とすのに１年もかかってしまい、さらに、この戦いで受けた矢傷が原因で病死してしまいます。この間、劉備に荊州南部の４郡を治められてしまうのですから、周瑜の戦略や采配が悪かったことは明らかです。赤壁以前はどうかというと、さらに疑問符がつきます。孫策の戦い方は、兵力を集中して速攻で敵を倒す方法なのですが、これは孫堅の時代と全く同じです。聞こえてくるのは江東の小覇王と呼ばれた孫策の武勇ばかりで、周瑜の活躍は特にありません。否定的なことを多く書きましたが、全盛期の曹操を破った数少ない人物ですので、赤壁１つでもこの位の評価は妥当ではないでしょうか。ゲームでの評価ゲームでは、部隊１つを指揮する能力が統率、計略や策の的確さが知略(知力)とされることが多いです。全部隊の行動を統轄するのはプレーヤーの役目のため、兵法が武将の能力に反映されにくくなっています。１９０年代までは、呂布や孫堅といった高い士気で突撃をする戦い方が有効でしたが、軍の規模が大きくなるにつれ、曹操や諸葛亮のような各部隊の効果的な動かし方を知る兵法家が活躍するようになります。しかし、ゲームではそのような能力があまり反映されていないため、遅い年代の武将が全体的に低能力に設定されています。赤壁で勝利を収めた周瑜はゲームでも高く評価されていますが、個人的には攻めても勝てないと思わせた陸抗の方が能力が高かったと思います。後年に生まれた陸抗や鍾会は、低評価の被害者といえるかも知れません。	比較・一覧レビュー＆評価の一覧コーエーSLGシステム比較日本の三大ＲＰＧとは低評価ゲームの一覧と原因アンケート信長の野望の最高傑作は三国志の最高傑作はドラゴンクエストの最高傑作はサカつくの最高傑作は復活して欲しい歴史SLGはゲームのオンライン化に賛成？ゲームコラムドラクエ12の発売日予測おすすめコーエー作品新作ソフトを開発させよう KOEIは名作でシリーズ化を城こそ戦国の象徴だ報告と命令の合戦他ジャンケンで負けない裏技ジャンケンで勝つ裏技三国志の面白世界三国志兵法家ランキング三国志武将を入力するには三国志地名を入力するには shiyo.info について
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